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思いつくまま気の向くまま、エッセイを書いていきます
by kazamishotaro
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尾根道遠景
# by kazamishotaro | 2007-08-08 12:10
天空の聖ミカエル
# by kazamishotaro | 2007-07-05 13:49
モンマルトル遠望
# by kazamishotaro | 2007-07-05 13:29
オペラ座の怪人
 ミュージカル「オペラ座の怪人」(劇団四季)の東京での公演が3月いっぱいということなので見に行った。舞台は初めてである。英語の歌を聴きなれていたので日本語の歌は少し違和感があったが、人が直接演じる舞台はやはり大きな魅力があった。
 アンドリュー・ロイド・ウェーバーが作ったこの「オペラ座の怪人」は史上まれに見るロングランを記録している。1986年ロンドンで初演、1988年にはニューヨークのブロードウェイで公演が始まった。それから何と20年近く世界のあちこちで公演が続いている。日本では1988年4月劇団四季が東京の日生劇場で初演した。それから断続的に日本各地の劇場で公演が行われてきた。今度の東京での公演は劇団四季の専用劇場での公演ということもあり二年以上続いている。またロンドンとニューヨークでは現在も公演が続いている。
 私はもともとミュージカルというジャンルにあまり興味がなかったが、クラシック好きの親戚がニューヨークでこのミュージカルを観て大変感激して帰って来たので関心を持つようになった。二年ほど前に、ミュージカルに忠実に作られた映画が封切られたので見に行った。私はその完成度の高さに驚いて続けて二回見て、後日もう一度見た。映像美もさることながら、アンドリュー・ロイド・ウェーバーの音楽が素晴らしかった。CDを買って何回も聴いたが飽きることがなかった。
 ストーリーはごく大まかに言うと、パリのオペラ座の地下に住み着く醜い「怪人」が、歌の教え子であるクリスチーヌに活躍の場を与えるべく暗躍し、クリスチーヌの幼なじみでありオペラ座のパトロンになった子爵ラウルと激しくクリスチーヌの愛を争う話である。
 「オペラ座の怪人」には原作がある。ガストン・ルルーというフランス人の推理作家が作ったものである。ルルーは、「密室殺人」の元祖のような作品「黄色い部屋の秘密」で有名である。私も一応「オペラ座の怪人」「黄色い部屋の秘密」その続編の「黒衣夫人の香り」を読んだが、どれも長くひどく冗長なので読むのに苦労した。
 ガストン・ルルーが「黄色い部屋の秘密」を書いたのは1907年である。彼の生きた時代はコナン・ドイルの生きた時代とほぼ重なっているが、ルルーは作家としてのスタートが遅かったので、ドイルを目標にしその影響を受けながら作品を書いたと言えるだろう。「黄色い部屋の秘密」の冒頭にはこのような記述がある。「・・・お粗末なコナン・ドイル派などの創作の中にさえ、その不可思議さという点で、《黄色い部屋のあるがままの不思議さ》に比肩し得るような何ものかを指摘することなど、到底できようとは思えないのである。・・・」(創元推理文庫「黄色い部屋の謎」より)。ドイルの影響を受けつつ強烈な対抗意識も持っていたことがうかがえる。
 ガストン・ルルーの書いた「オペラ座の怪人」はミュージカルになったストーリーよりずっと怪奇的要素が強く暗く陰惨である。しかし、パリのオペラ座の広大で迷路のような地下や舞台裏の様子がつぶさに描かれていて興味深い。オペラ座で裏方の仕事をしていた人々が年老いても住むところがなく、地下に住み着いている様子もリアルに描かれている。
 この原作に基づいて何度か映画が作られている。一番古いものは1925年に作られたルパート・ジュリアン監督の「オペラの怪人」である。「怪人」を演じたロン・チェイニーの特殊メイクが話題になった。無声映画である。1943年にはアーサー・ルービンが監督をした作品が完成したが、この中では「怪人」はクリスチーヌの父親ということになっている。この作品では、原作とも1925年版とも違って、「怪人」は火傷で醜くなった顔を隠すために仮面をつけるが、これが「怪人」のイメージを面白くしたことは間違いない。以後仮面をつけた「怪人」が主流となった。映画は1962年、1974年、1989年、1990年、1998年、2004年にも作られたが、原作を著しく逸脱したものもある。DVDが入手できるのは1925年版、1943年版と2004年版である。
 さて、原作とアンドリュー・ロイド・ウェーバーのミュージカルの間にはさまざまな違いがあるのだが、一番興味深い違いは、「怪人」とクリスチーヌの関係である。原作では「怪人」のクリスチーヌへの愛は一方的でありいわばストーカー的であるのだが、ミュージカルの方はクリスチーヌが最後まで二人の愛の間で揺れるのである。「怪人」からもらった結婚指輪を返す時のクリスチーヌの表情には、誰からも愛されなかった「怪人」への同情が明らかに読み取れる。特にミュージカルに忠実に作られた2004年版の映画では「怪人」を演じたジェラルド・バトラーが大変魅力的であったので、観客からは「クリスチーヌが「怪人」を捨ててラウルと一緒に去るのは不自然」との意見も出たようだ。
 私も倫理的にこれでよいのだろうか、という気がしないでもない。クリスチーヌがラウルに「あなたは、貴族でお金もあるしハンサムだから、あなたの愛を受け入れてくれる女の人はたくさんいるでしょう。でもこの人には私しかいないの。ごめんなさい」と言って「怪人」と手を携え去っていく方が彼女の気高さが際立つのではないだろうか、と思った。(もちろん、そのためには「怪人」は殺人などを犯していてはならないのだが・・・)
 さて、「オペラ座の怪人」は従来のミュージカルファンを越えた幅広いファンを獲得しているのだが、クラシックファンからの声援も強い。それは、このミュージカルの劇中劇にクラシックオペラが散りばめられていることにも関係があるだろう。ヴェルディおよびモーツアルトを思わせるオペラが出てくるのだが、これらが本物に負けないほど精彩を放っている。アンドリュー・ロイド・ウェーバーの才能の素晴らしさをここにも感じる。
 パリのオペラ座は今は主にバレーをやっていてオペラはめったに観ることができない。私が観たのも現代バレーでありその良さが私にはよくわからなかったが、とにかく建物の素晴らしさには感動した。今回の劇団四季の公演の舞台にはオペラ座の内部が豪華に再現されており、あの時のオペラ座の雰囲気を思い出して楽しい気分に浸った。
 いつかロンドンかニューヨークで公演を観たいと思う。旅行の予定は数年先になるが、それまで公演が続いているであろうか。
# by kazamishotaro | 2007-03-01 12:25
辻邦生
 最近辻邦生に凝っている。と言っても、「背教者ユリアヌス」と「地中海幻想の旅から」を読んだだけなのだが。
 「背教者ユリアヌス」には全く感心する。古代ローマの人物が何十人も出てくるのだがほとんど実名である。歴史的事実ももちろん歪められない。こんな風に小説が書けるなんて信じられない思いだ。どれほど調査したことだろう。

 「地中海幻想の旅から」は主にイタリアとフランスを旅行(在住)した時のエッセイだが、これもすばらしい。

 私は好きになれる作家というのが少ないのだが、この人は好きになれそうだ。小説は驚くほど長いものが多いが、この一年はじっくり辻邦生を読んでみよう。
# by kazamishotaro | 2007-02-06 12:36 | エッセイ
神代植物公園
 一度行きたいと思っていた神代植物公園に行った。冬枯れで、芍薬意以外はたいしたものは咲いていないのだが、葉っぱが落ちて見通しのよいところがよい。とにかく広い。

 温室には熱帯の花が咲き乱れていて見事だった。特に睡蓮がきれいだった。それから、人の顔ほどもあるベゴニアの花がすごい。

 薔薇はもちろんまだだが、ものすごく種類がある。咲いたら見事だろう。

 植物公演を出て深大寺に行く。あんまり大きくないお寺だが門前町がにぎやかだ。深大寺そばで有名なところだ。

 どんどん下って行ったら何と野川に出た。すばらしい散歩コースだ。

 あたたかくなったらまた家族で来たいものだ。
 

 
 
 
 
# by kazamishotaro | 2007-01-29 18:51
屋根に生えた草
# by kazamishotaro | 2006-06-27 15:39
見晴らし台
# by kazamishotaro | 2006-06-27 15:18
高尾の杉
# by kazamishotaro | 2006-06-27 15:17
雑誌を読む老人
# by kazamishotaro | 2006-06-21 18:23
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